私の相棒

私は、うつを『悪魔』を呼んでいる。

私を狂わせた悪魔。
私の過去の辛い思い出を思い出させる悪魔。
私を死なせようとする悪魔。

焦燥感で体が動かない時や、パニックの時に囁いてくる。

『死んだらいいのに』

『楽になったら？』

『お前なんか一生幸せにならない』

などなど、必ず囁いてくる。
私の理性は、悪魔に問う

『そんなに私が憎い？』

『私を殺す気？』

『あんたなんか死んだらいいのに』

頭の中がごちゃこちゃして、その言葉は勝手に頭に浮かんでくる。

悪魔は私の、楽しさや感動や興味の対象などを少しずつ奪って行く。

いつも間にか侵食されて、友人や親、兄弟、夫など愛している人達にも猜疑心を抱いてしまう。

いつか愛想をつかされて私の元から去って行くのではないかという恐怖や不安で、

本当は、毎日「私を好き？」　「私を裏切らない？」と聞きたくなる。


私は、まだちっぽけな理性が残ってる。
それがまた何かのきっかけでちっぽけな理性がなくなってしまった時、私は一体何をするのだろう？

悪魔はまだ、私の中で隙を狙って居座っている。