過去 その３

そのダイエットは、基本的に東洋を基本としたダイエット法だった。

ただ、規則が多く、食事も決まっていた。
最初の３日間は水だけですごしてくださいと書いてあった時は、さすがに「おいおい」と思ったが、最後のチャンスと思い、一日３リットルの水を飲んで過ごしたら次の日、身体、顔がパンパンに腫れてむくんでいたので一日でやめた。

それからは、食事法。
朝食は、毎日同じメニュー。
昼食は２パターンあり、それを順番に繰り返す。（基本すべて手作り）
夜は、さつまいも一本。

朝食は、チーズトースト（パン、とろけるチーズとも６枚切り半分）と牛乳コップ半分。

おやつは、りんご半分か、ゆでたまご一個。

昼食パターンは、
・ひじきの煮物（油揚げなし）　ゆでたまご一個　りんご半分　
・もやし、ニラの卵とじ（味付け塩のみ）　りんご半分　
を繰り返しのパターンで食べた。

そして夜はさつまいも一本。

それと入浴後のツボ押しや、お腹が減ったら瞑想など。
今思えば、ちょっと怪しげな感じ。

私はそれを１年半くらい続けた。
ジョギング、サウナ、筋トレなども毎日するようになった。

やっぱり身体が悲鳴を上げていたのだろう。
それ以外の食事は受け付けず、スナック菓子を買ってはダイエットしてからと大量に買い込み、毎日眺めていたりした。

限界を感じたのは、70キロから44キロまで体重が減った時。
体重を量る私を見て、兄が「もうやめろ。死ぬぞ」と何気なく言った言葉でダイエットを終了させた。

でも、摂食障害の恐ろしさはまだまだ続いていく。